ジェネシスとマイクロソフト、IMとテレフォニー機能の統合ソリューションを発表

GenesysとMicrosoftは、通信インフラストラクチャ上で、IMなど企業のさまざまななコミュニケーションサービスを集約する新たなソリューションをリリースすると発表した

» 2005年02月17日 18時08分 公開
[ITmedia]

 コールセンタープラットを提供するGenesysとMicrosoftは、通信インフラストラクチャ上で、IM(Internet Messaging)など企業のさまざまななコミュニケーションサービスを集約する新たなソリューションをリリースすると発表した。欧州で2月8日に発表されたものを、日本法人であるジェネシス・ジャパンが2月15日に明らかにしたもの。

 両社は既に、Genesys Enterprise Telephony Software(GETS)と、Microsoft OfficeのLive Communications Server 2005、および、次期製品となるライブ・コミュニケーション・クライアント(コードネームは“Istanbul”)との連動により、企業向けにテレフォニーコラボレーション機能を提供することを明らかにしている。

 新ソリューションにより、既存のPBXや次世代型IPネットワークのどちらにおいても、社内における共同作業や在席情報へのアクセス、電話とコンピュータ間の通話のシームレスな統合管理が可能になる。

 また、PBXやIPテレフォニーとGETSを組み合わせることにより、既存の通信インフラのように、電話機の移設作業の必要がなくなるため、従来レイアウトの変更にかかっていたコストを削減できるとしている。

 Microsoftのリアルタイムコラボレーション・ビジネス部門でバイスプレジデントを務めるアノップ・グプタ氏は、「IstanbulとGenesysの統合により、企業は電話機とコンピューターの機能を組み合わせ、業務生産性を高めることができる。Micosoftはコラボレーションの視野に立ち、テレフォニー統合事業を世界規模で展開する」とコメントしている。

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