オーリック・システムズ、パケット収集型Web解析ソフトの最新版を発売

オーリック・システムズは、高度なWeb解析が行える「RTシリーズ」の最新版を発表した。その能力は多くの有名サイトでの導入実績が証明している。

» 2005年02月23日 10時01分 公開
[ITmedia]

 オーリック・システムズは2月23日、パケット収集型Web解析ソフトウェア「RTシリーズ」の最新版となる「RTmetrics V 5.0.0」と、アプリケーションごとにサービスレベルを監視する「RTbandwidth V 5.0.0」を発表した。同日より販売・出荷開始する。

 RTシリーズは、解析対象のWebサーバが接続されているネットワークスイッチのミラーポートから解析対象データをパケット取得するパケット収集型のWeb解析アプリケーション。RTmetricsは、従来のログ解析型のWeb解析では困難なアクセス情報の収集/解析を行える。RTbandwidthは、個別アプリケーションごとの応答性能や品質監視行うもので、URLごとの応答時間性能や帯域利用状況などの監視やレポート機能を備えている。

検索エンジンレポート画面(クリックで拡大)

 最新バージョンでは、経営者や管理者がWeb解析結果を理解できるよう、視覚的にわかりやすく表示する「Executive View」機能が追加された。同機能はAPI(RT-API)も公開され、既存の基幹システムやEIPシステムに組み込むことも可能。そのほか、ROIの視点で解析する機能やパス解析機能も強化されており、Webサイト訪問者の流入元やサイト内の行動を詳細に追跡したり、途中で離脱した訪問者の情報も詳細に解析可能。

 「RTシリーズ」は、その詳細な解析能力が高く評価されており、イオンビスティー、エヌ・ティ・ティ エムイー、エプソン販売、オリコン、JALUX、ソフトバンクBB、東京電力、トイザらス・ドット・コム ジャパン、日本航空、ヤマハなど、国内100社以上のWebシステムで活用されているほか、海外の大手サイトでも多くの導入実績を持っている。特に、モバイルからのアクセスの解析にも強みを持っており、KDDI、サイバード、ドワンゴなどでも採用されている。

 サポートOSは、Linux(Red Hat Enterprise Linux 3.0推奨)で、価格はいずれも260万円から。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ