PCの持ち込み、持ち出し規定の未整備目立つ――ネットスター調査

ネットスターは、個人情報保護法の全面施行が目前に迫っていることを受けて、ノートPCの利用実態の調査結果を発表した。

» 2005年03月02日 20時04分 公開
[ITmedia]

 ネットスターは3月2日、個人情報保護法の全面施行が目前に迫っていることを受けて、ノートPCの利用実態の調査結果を発表した。

 同調査は、ネットスターがマクロミルに委託して、職場でノートPCを利用している20〜60代を対象にWebアンケートを行ったもの。有効回答数は515件。

 それによると、従業員1000人以上の企業でも43.6%で私物PCの持ち込み規定がなく、20.5%の人間が無断でPCを持ち込んでいる。規模が小さくなるほど、持ち込みPCに関する規定がある組織は減り、30人未満の組織となると70%以上が規定を策定していない状態だ。持ち込まれたPCのほとんどは社内LANに接続して利用されており、個人情報や機密情報の持ち出しや、ウイルスの持ち込みの可能性がきわめて高い、と指摘している。

 また、PCの持ち出しに関する運用規定も49%と約半数の企業に規定がなかった。回答者の39%が週に5日以上持ち出しを行っており、週末になると48%の人間が持ち出しをすると答え、持ち出し頻度も高かった。

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