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» 2005年03月07日 16時23分 公開

「エンタープライズ」という言葉が持つ意味OS選択の新基準を考えるにあたって

エンタープライズ分野におけるLinux、Windows、Solarisといった各OSの最新動向の解説に特化した特集を始めるにあたって、エンタープライズという言葉の意味を明らかにしよう。

[ITmedia]

 ITmediaエンタープライズで開始する「OS選択の新基準」は、エンタープライズ分野におけるLinux、Windows、Solarisといった各OSの最新動向の解説に特化したページである。しかし、「エンタープライズ」というとき、人によってその理解がバラバラでは困るため、まずはその意味を明らかにしておく必要があるだろう。

 一般的にエンタープライズという言葉を耳にするとき、わたしたちは比較的大きな企業あるいはそうした市場をターゲットとした製品を指しているのだろうと漠然と考える。しかし、「提供する側」であるベンダーやシステム・インテグレーターと、「提供される側」であるユーザー側ではその理解が若干異なる。

 特に、ベンダーやシステム・インテグレーターがエンタープライズという言葉を口にするときは、注意が必要だ。例えば、単にビジネス用途であることを指してこの言葉を使うこともあれば、OracleやSAPなどの業務アプリケーションの動作確認を行っているという意味で使うこともある。つまり、少なからずマーケティング的な意味合いからエンタープライズという言葉を使っていることもあるため、単純に「エンタープライズ=大企業向け」とするのは問題があるように思われる。

 反面、ユーザー側では比較的その理解は共通しているといえる。一般的には、信頼性(Reliability)、可用性(Availability)、保守性(Serviceability)、いわゆる「RAS」の3要素が確保されているかどうかで判断していることが多い。

 このような状況から同ページでは、「エンタープライズ」という言葉をどちらかといえばユーザー寄りのニュアンスでとらえることとする。つまり、企業の基幹業務やそれに準ずるシステムを指してエンタープライズという言葉を使っていく。

 以上、簡単ではあるがエンタープライズという言葉の定義を済ませたところで、次回からはエンタープライズ向けのOSが今どのような状況にあるか、最新のニュースや事例、機能検証などを交えて解説していく。

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