個人情報の棚卸しを自動化する「eX PDS」、期間限定で無償提供

クオリティは、PC内に存在する個人情報を探し出して報告するソフトウェア「eX PDS(Privacy Document Searcher)」の販売を開始する。

» 2005年03月08日 18時34分 公開
[ITmedia]

 クオリティは3月25日より、PC内に存在する個人情報を探し出すソフトウェア「eX PDS(Privacy Document Searcher)」の販売を開始する。またそれに先立ち3月11日より、4月末までの期間限定で、Webサイトから同製品の無償提供を行う。

 eX PDSは、ユーザー個々のPC内に存在しているファイルを探査し、氏名や住所、電話番号といった個人情報が含まれているファイルの名称と保存場所を管理端末に送信するソフトウェアだ。これまで従業員が手作業で行う必要のあった個人情報の洗い出し作業を自動化し、棚卸しからの「漏れ」をなくすことができる。同社はさらに、定期的に探査を行うことで、リスクの最小化を図れるとしている。

 探査が可能なのはテキスト/HTML形式のファイルのほか、WordやExcelといったMicrosoft Office文書や一太郎、Lotus、Adobe Acrobatなど。企業によって、どんな情報を「個人情報ファイル」とみなすかの判断は異なるが、eX PDSではポリシーに応じて基準を設定できるという。

 また、同社の資産/セキュリティ管理ソフト「QND/QAW」と組み合わせれば、端末に対するeX PDSのインストールと実行も含め、一連の個人情報の洗い出し作業を自動化できることも特徴という。

 eX PDSの対応環境は、クライアント側がWindows 98/Me、Windows NT 4.0/2000/XP。情報を集約する管理端末はWindows 2000/XPとなっている。ライセンス価格はオープンプライスだが、参考価格は100ライセンスの場合で年額16万3000円程度という。

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