ぷらら、シンクライアントで情報漏えい対策を強化したコールセンター構築

ぷららネットワークスは、個人情報保護法の完全施行をふまえ、情報漏えい対策を強化したIPコンタクトセンターシステムを導入した。

» 2005年03月16日 16時00分 公開
[ITmedia]

 ぷららネットワークスは3月16日、個人情報保護法の完全施行をふまえ、情報漏えい対策を強化したIPコンタクトセンターシステムを導入したと発表した。

 NECとサン・マイクロシステムズが協力。IP電話システムにNECのSIPサーバ「UNIVERGE SV700」、オペレーターの端末にサンのシンクライアント「Sun Ray Ultra-Thin Client」を主要コールセンターに導入した。2005年上半期中に国内すべてのコンタクトセンターへ展開する予定だ。

 オペレーターの利用する顧客情報照会用の端末に採用されたSun Rayは、外部記憶デバイスを搭載せず、サーバに保存されたデータの表示だけを行うシンクライアント。アプリケーションの処理やアクセス制御、ログの一元管理をサーバ側で集中化することができるほか、オペレーター端末からは顧客情報を外部メディアで持ち出すことができない。シンクライアントは、情報漏えいを防ぐ有効な手段の1つとして注目を浴びている。

 一方で、UNIVERGE SV7000を活用することでIPネットワーク上での音声・データ統合され、CRMシステムなどとの連携を容易にして、コンタクトセンター業務の効率化やサービス開発力の強化を目的としてシステム強化を柔軟化させる狙い。同社は、アプリケーションやデータがサーバに集中化され、ネットワーク基盤も音声とデータで一元化したことで、システム運用の管理工数の効率化も可能になったとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ