SSH、SFTPを容易に実現するファイル転送用「SSH Tectia」を発表

SSH コミュニケーションズ・セキュリティは、Secure Shell技術および同社の新アーキテクチャ「SSH G3」をベースにしたファイル転送用「SSH Tectia」を発表した。

» 2005年03月22日 19時40分 公開
[ITmedia]

 SSH コミュニケーションズ・セキュリティは3月22日、Secure Shell技術をベースに安全なFTP接続を実現する、ファイル転送用の「SSH Tectia」を発表した。

 SSH Tecutiaは、かつて「SSH Secure Shell」の名称で販売されていた、ホスト間の安全なリモートアクセスを支援するソフトウェアだ。2月には、Secure Shell バージョン 2およびCryptiCore暗号化アルゴリズムを実装し、データ転送スループットの改善も図った新アーキテクチャ「SSH G3」が発表されており、これに準拠したSSH Tectia製品群は2005年夏ごろにリリースされる予定という。

 今回発表されたSSH Tectia セキュア ファイル転送用製品もSSH G3アーキテクチャをベースとしたもの。素のままデータがやり取りされるFTP接続を、高い暗号化機能を備えたセキュアなファイル転送(SFTP)にアップグレードするという。クライアント側のSFTP APIも提供されるため、既存のさまざまなアプリケーションとの統合も可能だ。

 Windows、Linux、SolarisやAIX、HP-UXのほか、IBMのz/OS、zSeries/Linuxなどもサポートする。価格はSSH Tectia Serverが29万9000から、SSH Tectia Clientは6万9900円からで、2005年夏ごろより販売される予定だ。

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