印刷物の置忘れによる情報漏えいを防止するシステム

キヤノン イメージング システム テクノロジーズは、非接触ICカードを利用した認証セキュア印刷システムを開発した。印刷文書の置き忘れによって引き起こされかねない、情報漏えいを防止する。

» 2005年03月23日 17時32分 公開
[ITmedia]

 キヤノン イメージング システム テクノロジーズは3月23日、非接触ICカード「FeliCa」を利用した認証セキュア印刷システム「NetHawk DSSX」を開発したと発表した。キヤノン販売を通じて、5月中旬から販売する。

 印刷文書の置き忘れによって引き起こされかねない、情報漏えいを防止するシステム。キヤノン製レーザービームプリンタ「サテラ」シリーズに対応する。

 登録したICカードをPCに接続されたカードリーダで認証するか、ユーザー名/パスワード入力による認証行ってから印刷を実行。実行ジョブのデータは一旦PCに暗号化されて蓄積され、印刷者がプリンタに接続したNetHawk DSSXで認証を行うと、その文書が出力される仕組み。

 情報漏えい対策だけでなく、印刷を行ったのに用紙を取りにいかないままになっている無駄を防止でき、用紙コストの削減にもつながるという。

 価格は、NetHawk DSSX本体やUSB接続専用リーダ/ライタや基本セットが9万8000円(税別)。

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