ファシリティからネットワークまで診断する「サーバルーム環境診断サービス」

NTT西日本とNTTファシリティーズは3月28日より、物理的環境からネットワークにいたるまで、サーバルームの安全性を総合的に診断する「サーバルーム環境診断サービス」を発表した。

» 2005年03月23日 17時49分 公開
[ITmedia]

 NTT西日本とNTTファシリティーズは3月23日、物理的環境からネットワークレベルにいたるまで、サーバルームの安全性や信頼性を総合的に診断する「サーバルーム環境診断サービス」を発表した。

 このサービスは、企業や自治体などに設置されたサーバルームの環境をさまざまな角度から総合的に診断、分析するもの。不正アクセスなどのセキュリティ事件や、水害/地震といった自然災害が発生した際にどういったリスクが生じるかを明らかにし、事業継続に必要な対策への道筋を付ける。

 具体的には通信ネットワークの品質/信頼性のほか、入退室管理をはじめとする物理的セキュリティ体制、さらに電源や空調設備、耐震/防火設備などのファシリティを含め、約50項目にわたって分析が行われる。情報セキュリティアドミニストレータや電気主任技術者、一級建築士などの資格を有する調査員が作業に当たり、4時間程度で調査/診断を実施する。

 サーバルーム環境診断サービスは3月28日から提供される予定だ。費用は、顧客サーバルームの規模や利用形態によって異なるが、30万円から。先着100社には無償で提供される。

 両社はこのサービスを機に、顧客のニーズに合わせたデータセンターソリューションやファシリティソリューションを協力して展開していく方針。

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