MessageLabs、電子メール暗号化サービス発表

MessageLabsは企業間の電子メールのプライバシー保護を目的とした暗号化サービス「MessageLabs Boundary Encryption」を発表した。

» 2005年03月31日 09時15分 公開
[ITmedia]

 電子メールセキュリティ企業のMessageLabsは3月30日、企業間でやり取りされる電子メールのプライバシー保護を目的とした暗号化サービス「MessageLabs Boundary Encryption」を発表した。

 同サービスでは顧客がTLS(Transport Layer Security)暗号を使ったSMTPで、指定された相手とセキュアに通信できる電子メールネットワークを提供する。デスクトップ暗号化ツールは不要。顧客のメールサーバとMessageLabs、指定されたパートナーとの間でやり取りされるメールはすべてTLSで暗号化されたチャネルを経由する。これによって暗号管理の総保有コストを抑え、個々のデスクトップで暗号化クライアントを維持する手間を省きながら、これらチャネル間でやり取りされる電子メールのプライバシーを保護できると説明している。

 企業にとってメッセージングセキュリティの重要性は増しているとMessageLabsは解説。通常の電子メール利用への支障は最小限に抑えながら、メールを簡単に暗号化できる方法が必要だと指摘している。

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