英国家ハイテク犯罪対策局の調査によると、昨年何らかのハイテク犯罪に遭った英国企業は9割に上るという。
英国家ハイテク犯罪対策局(NHTCU)が4月5日発表した調査によると、従業員1000人以上の英国企業が昨年中にハイテク犯罪で被った被害総額は最低でも24億5000万ポンドに達した。
調査対象となった企業200社のうち、89%が昨年中に何らかのハイテク犯罪に遭ったと回答。90%が会社のシステムへの不正アクセス、89%が情報盗難を挙げた。
ウイルス攻撃は97%が経験し、その対策コストは7079万2102ポンド。金銭詐欺に遭ったのは9%で6816万5920ポンドのコストがかかっていた。
攻撃は外部からだけでなく、従業員による内部犯罪も起きていることが判明。その筆頭に挙げられたのはデータとネットワークの破壊だった。それでも定期的なセキュリティ監査を実施していない企業が4分の1強に上ったという。
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