サイレックスは、印刷時に指紋認証による本人認証を利用するシステム「SecurePrint」を発表した。
サイレックス・テクノロジーは5月12日、印刷時に指紋認証による本人認証を利用するシステム「SecurePrint」を発表した。印刷した機密文書などがのぞき見されたり、持ち去られたりすることを防ぐ。
同システムは、プリントサーバの「SX-5100SP」と指紋認証センサ「FUS-200N」で構成される。利用するには、事前に指紋データをクライアントPCに登録し、プリンタを設定。SecurePrint専用の印刷ポートを選択して印刷する。印刷データはいったんPCにスプールされ、プリンタの横に設置した指紋センサで本人認証されると、印刷ジョブが実行される。
通信はSSL対応の独自プロトコルですべて暗号化されているほか、任意のサーバにSecurePrintの実行記録を送信するログ機能なども備える。
価格は、SX-5100SPとFUS-200Nおよび5ユーザーライセンスが一緒になったスタンダードセットで8万9000円。5月下旬から発売する予定だ。
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