ネットエージェント、One Point Wall搭載アプライアンスを発売

ネットエージェントは、P2P型ファイル共有ソフトやVPN通信をブロックできる「One Point Wall」を搭載したアプライアンス製品「One Point Wall BLOCK」を発表した。

» 2005年05月17日 20時39分 公開
[ITmedia]

 ネットエージェントは5月17日、WinnyをはじめとするP2P型ファイル共有ソフトやSoftEtherなどのVPN通信をブロックできるファイアウォールソフト「One Point Wall」を搭載したアプライアンス製品「One Point Wall BLOCK」を発表した。

 One Point Wallは、通常のファイアウォールの内側に設置できるブリッジ型ファイアウォール。WinnyやSoftEtherのほか、2ちゃんねるへの書き込みやインスタントメッセンジャーなど、内部ユーザーによる企業にとってリスクとなりうる通信を制御することができる。同日リリースされたSoftEther VPN 2.0 Beta3への対応も確認できたということだ。

 今回リリースされたOne Point Wall BLOCKは、このOne Point Wallの機能を小型の専用ハードウェアに搭載したアプライアンス製品だ。ハードウェアと一体の形で提供することにより、導入、運用の手間を省く。コンパクトフラッシュを採用することで、耐熱、耐久性を向上させており、メンテナンス性を上げていることも特徴だ。

 本体はブリッジポートを2ポート、管理用ポートを1ポート搭載しており、ファイアウォールの機能と管理機能のインタフェースを分離できる。また、管理者が止めたい通信をブロックする「ファイアウォールモード」に加え、ポリシーに反する通信の検知のみを行う「IDSモード」も搭載しており、インラインタップを組み合わせれば容易に切り替えが可能だ。

 One Point Wall BLOCKの価格は、30デバイス対応の場合で18万7250円からとなっており、最大400台までのデバイスをサポートする。ネットエージェントでは中小企業や事務所、インターネットカフェなどを対象に、5月24日より販売を開始する。

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