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» 2005年05月23日 00時00分 公開

SEが木を見て森を見て本質を見抜くために現場から見るSEの「地力」(3/5 ページ)

[杉山正二(アールエスコンポーネンツ),ITmedia]

EAのとらえ方

 私は、EAを最上位から、ビジネス、業務(この2つがBusiness Architecture)、アプリケーション&ツール(Application Architecture)、データ(Data Architecture)、インフラ(Technology)と捉えている。

 最上位のビジネス層では、ビジネスモデル(具体的には後述)と主要プロセス(需要創出プロセスやサプライチェーンプロセス)を定義する。業務層では、プロセスを構成する各業務(たとえば、製造、販売、配送など)を定義し、第3層でそれらを支援する業務アプリケーション(受発注システムや在庫管理アプリケーション)やツール類(BIやDSSなど)、すなわち、ここにコンピュータシステムを定義する。

 次はデータ層である。この層は4番目であるが、私の捉え方では、ビジネス層の次に重要であり、定義の順としては、2番目である。

 最後がいわゆるインフラである。ここには、ネットワークやハードウェアを含める。

 Business Architectureを2つに分けているのは、この理解が重要であり、こう分けた方が理解し易いからである。ビジネス層の捉え方を、もう少し具体的に説明してみたい。

 ビジネス層を理解することは、森全体を掴むこと。すなわち、EAにおいては、ビジネス全体を理解することにあたる。ここで、最初にすべきことは、ビジネスモデルを理解することである。

 ビジネスモデルという言葉は最近よく見かけるので、聞いたことはあるだろう。モデルとついただけで、尻込みする人が多いかもしれないが、私は簡単に「継続的に実行できる、儲かる仕組み」と理解している。利益の源泉は何か、ということであり、企業はどのような価値をお客様に提供し、対価としてお金(利益)を得ているか(すなわち、バリューチェーン)、を理解することである。

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