テンアートニ、SELinuxやLIDSの導入支援サービスを提供

テンアートニは、SELinuxやLIDSの導入、運用を支援するコンサルティング/サポートサービスを提供する。

» 2005年05月26日 18時06分 公開
[ITmedia]

 テンアートニは5月26日、オープンソースのセキュアOS「SELinux(Security-Enhanced Linux)」やLinux用のセキュアOSモジュールの「LIDS(Linux Intrusion Detection System)」の導入を支援するコンサルティング/導入サポートサービスを提供することを発表した。

 SELinuxは、強制アクセス制御やロールベースのアクセスコントロールといった特徴を備えたセキュアOS。仮にサーバが不正アクセスを受けたとしても、重要な情報の漏えいやホストの乗っ取りといった最悪の事態までは防ぐことができる。ただ、アクセス制御の設定がやや複雑である点がネックとなってきた。

 またLIDSは、Linuxカーネルに追加することで、SELinuxと同様の強制アクセス制御機能やカーネル保護機能を追加できるモジュールだ。SELinuxに比べ構築、運用管理が容易なものの、サポートサービスを提供する企業がなかったことが導入の妨げになってきたという。

 このたびテンアートニが提供するサービスは、こういった懸念を払拭し、SELinuxおよびLIDSの導入を後押しするもの。各種ポリシーのカスタマイズやオンライト導入などを行う「導入コンサルテーション・サービス」のほか、導入後の運用保守サービスを提供。またシステムインテグレータに対し、セキュアOS導入時のバックサポートも提供するという。サービスは7月1日より開始される予定で、同社Webサイト上で問い合わせを受け付けている。

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