沖電気、異常トラフィックの検出から送信元特定、対処までを行うシステム

沖電気工業は、異常トラフィックの検出から送信元の特定、対処までを行う「Secure Traffic Probe Version1.5」の販売を開始した。

» 2005年05月26日 23時24分 公開
[ITmedia]

 沖電気工業は5月26日、企業ネットワークのトラフィックを監視し、ワーム発生などによって生じる異常事態を検出して対処を行う「Secure Traffic Probe Version1.5」の販売を開始した。

 Secure Traffic Probeは、企業ネットワークを流れるトラフィックを監視するシステム。LANに接続されるプローブと管理装置から構成されており、アプリケーションごとのトラフィック計測が可能なほか、感染力の強いワームが発生した場合などの異常なトラフィックを検知する機能を備えている。

 新バージョンでは新たに、以上トラフィックを検出した時点で詳細なデータを自動的に保存するスナップショット機能や警告メッセージの検索といった機能が追加された。

 さらに、沖テクノクリエーションが提供するセキュリティ機器「SecApPlat」やインテリジェントウェイブの情報漏洩対策システム「CWAT」との連携が可能になった。これにより、ワームによる異常トラフィックの検出と原因の特定に加え、ワームの感染源となるPCのシャットダウンや当該PCへの通信遮断、ネットワーク閉鎖といった措置までを自動的に行えるという。

 価格は、スタンダードモデルのプローブ装置が105万円から、ハイエンドモデルは315万円から、マネージャ装置は315万円から。出荷は7月末からの予定だ。

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