SEに求められる業務および業界知識ITR 内山悟志の提言(2/3 ページ)

» 2005年06月02日 04時00分 公開
[内山悟志(ITR),ITmedia]

 つまり、担当者と話をしたり要件をヒアリングしたりする際に、話が理解できるレベルの知識を持っていれば、あとは、コミュニケーション・スキルによって学んでいけばよいと割り切ることができるということを意味している。一方、さらに上を目指すSEであれば、どんな分野でも構わないので、得意とする業務領域や精通した業界を1つ以上持っていることが有力な武器となるであろう。

業務知識・業界知識を身につけるには

 さて、最低限の業務知識・業界知識を身につけるには、SEは、仕事や日常の情報収集においてどのようなスタンスで臨めばよいのだろうか。

 特定の業務領域や業界に関する情報を収集する方法は数々あるが、私はその中で書籍を読むことを推奨したい。新聞や雑誌、最近ではWebサイトやblogなども有力な情報源であることに疑う余地はないが、書籍は、単なる情報収集ではなく、物事を体系的に学ぶのに向いているメディアであるからだ。

 業界知識に関して言えば、さまざまな業界における常識や最新動向がまとめられたシリーズなどもいくつかの出版社から出されている。業務知識に関しても、さまざまな業務領域に対して入門書やSE向けの解説書が出されている。

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