マスターキー付き暗号化ソフト〜オーク情報システムなどが発売

オーク情報システムと北陸日本電気ソフトウェアは、共同開発したマスターキーの付きの暗号化ソフト「CyberCrypt」の販売を開始した。

» 2005年06月02日 15時20分 公開
[ITmedia]

 オーク情報システムと北陸日本電気ソフトウェアは6月2日、共同開発したマスターキーの付きの暗号化ソフト「CyberCrypt」の販売を開始した。

 このソフトでは、一般の暗号化ソフトと同様、暗号化/復号化に関係者のみが共有する秘密鍵を利用するが、社内監査人用などに従業員が暗号化したすべての情報を復号化できる「マスターキー」も提供するのが特徴。このキーを利用することで、従業員が暗号化した内容を監査できるようになるほか、上長がマスターキーを持つことで、従業員が暗号化した情報を緊急時や担当者不在時の対応に利用できるという。

 両社は、重要な書類を金庫に保管し、権限を有する人だけに開錠番号を知らせておくという考え方と同じ。情報は伝達されて初めて価値を生み出す特質があるが、機密性を優先するあまり、操作性や利便性を犠牲にしては情報資産の活用にブレーキがかかってしまう、としている。

 企業に対してのみ販売し、価格は1CPUあたり2800円〜4000円。累積利用ライセンス数により変動する。

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