NECソフト、入退室管理システム「BiodePass」に虹彩認証機能を追加

NECソフトは、虹彩認証機能を追加した入退室管理システム「BiodePass」の販売を開始した。

» 2005年06月06日 20時00分 公開
[ITmedia]

 NECソフトは6月6日より、複数の生体認証(バイオメトリクス)を組み合わせて入退室管理を行う「BiodePass」の機能を強化し、販売を開始した。

 BiodePassは、指紋認証と顔認証という複数のバイオメトリクス認証を組み合わせ、サーバルームやコールセンターなど情報保護が求められるエリアで確実な本人認証を行えるようにする入退室管理システム。

 新バージョンでは、新たに、人間の眼球の黒目部分を用いて本人かどうかを判定する虹彩認証も選択できるようになった。認証エンジンにはシーベルの虹彩認証システム「IrisAccess3000」を採用することで、処理を高速化しているという。3つのバイオメトリクス認証のうち、最大2つを組み合わせて利用できる。

 さらにオプションとして、カメラ監視システムを組み合わせて監視を行うことも可能だ。バイオメトリクス認証とカメラ監視の状況は統合管理システムを通じて一元的に管理が可能で、PC上から利用者の登録、変更、削除といった作業を行える。

 NECソフトでは新バージョンにより、環境や認証方式の特徴を生かし、柔軟に複数の認証形式を組み合わせて入退室管理を行えるとしている。価格は、ハードウェア込みで1セット300万円から。なおNECソフトでは新機能を追加したBiodePassを、6月8日から10日まで開催されるInterop Tokyo 2005の同社ブースで紹介する予定だ。

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