Sun、人事責任者をSun Europe会長に

Sunの新設ポスト「上級副社長兼Sun Europe会長」に就くクロフォード・ベバリッジ氏は、マクニーリーCEOが1985年に引き抜いた人物だ。(IDG)

» 2005年06月23日 10時47分 公開
[IDG Japan]
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 米Sun Microsystemsは欧州事業を刷新し、同社のベテランがこの地域を監督するための新たなポストを設置した。

 Sunのピープル&プレイス担当上級副社長兼人事責任者のクロフォード・ベバリッジ氏がこれを職務に加えることになると同社の広報担当者は6月22日に認めた。この新設されたポスト「上級副社長兼Sun Europe会長」では、同氏はSunのスコット・マクニーリー会長兼CEOの直属となる。

 ベバリッジ氏(58歳)はスコットランド出身で、まだどこに国籍を置くかを決めていないという。当面はカリフォルニアのオフィスで仕事を続け、欧州にたびたび出張することになる見込みだ。

 ベバリッジ氏はSunの執行委員会のメンバーであり、1985年にマクニーリー氏から引き抜かれた。実際、マクニーリー氏は当時ベバリッジ氏がSunについてよく知らなかったため、説得に時間をかけなくてはならなかった。

 1991年にベバリッジ氏はSunを離れ、スコットランド開発公社のCEOとなった。だがそこでの仕事は完全な成功とはならなかった。その主な原因は、失敗したプロジェクト「Business Birth Rate Strategy」を支持したことにある。このプロジェクトはスコットランドにシリコンバレーの活気を再現し、ベンチャーキャピタリストの後援を受けた新興企業を振興することを目指していた。ベバリッジ氏は2000年4月に人事責任者としてSunに戻った。

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