監査法人のトーマツが顧客情報紛失

監査法人のトーマツが顧客情報を記録したPC 1台を紛失。顧客情報約4000件には個人名や口座期末残高が含まれている。

[ITmedia]

　監査法人のトーマツはこのほど、顧客情報を記録したPC 1台を紛失していたことを明らかにした。

　PCには、三菱商事フューチャーズの監査手続きに必要な、取り引き先の法人名・個人名が記録されていた。顧客情報は約4000件で、うち個人名が約3850件だったという。顧客コードと口座の期末残高が含まれていた。

　トーマツによると、紛失は5月8日に起きた。警察に届け出た上で探したが、現在までに見つかっていないという。

　PCには「現在想定しうる可能な限りの多段階のセキュリティ対策」が施されているといい、現在までに外部からの照会や不正要求など、流出したと見られる事象は発生していないという。このため、「PCから顧客情報が取り出され、外部に漏えいする懸念は極めて低い」としている。