楽天がWebサイト管理でインターウォーブンを活用を本格展開

» 2005年06月30日 12時29分 公開
[ITmedia]

 インターウォーブン・ジャパンは6月28日、楽天が同社の提供するコンテンツ管理サーバ製品「TeamSite」の導入範囲を拡大することを明らかにした。楽天は、3年にわたる継続運用を行っていた。TeamSiteは、楽天市場において、コンテンツの管理基盤として導入され、運用負荷の軽減とコンテンツの品質向上に寄与しているという。

 採用理由について、楽天 EC事業カンパニーは、「更新したファイルが常に最新のものである証明が必要だった。そのため、共同作業における排他制御、データベースのように更新中のファイルにロックがかかる機能を求めており、インターウォーブン製品がそれに対応してことを評価した」と述べている。

 また、大量の静的コンテンツを運用している楽天の運用フローに、TeamSiteの製品仕様がうまくはまったことも、採用の決め手になったとしている。

 具体的な導入効果としては、複数人による同時更新作業の際の旧ファイルの上書き防止、テンプレートの活用で、ディレクター自身によるWebサイト更新が可能になったことなどを挙げている。

 今回の導入範囲拡大で楽天は、楽天市場に加え、個人出品できるインターネットオークションサイトの「楽天フリマ」、書籍販売の「楽天ブックス」、およびゴルフ場予約の「楽天GORA」にもTeamSiteを導入する。また、ポータルサイトの「Infoseek」でも、静的コンテンツ管理に適用を開始している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ