IBMの調査によれば、いったん沈静化していたフィッシング攻撃が5月に入って急増したという。
IBMは6月30日、5月分のGlobal Business Security指標を発表した。この統計によれば、フィッシング攻撃の増加率は前月比226%にも上っているという。
フィッシングは2005年1月にピークに達したが、その後沈静化。5月に入って再び急増したとIBM。
IBMの調査によれば、5月中に送信されたメールのうち、トロイの木馬を含むメッセージの数は全体の3.12%で、前月よりも33%増加しているという。さらに、標的となったシステムの不正利用は90%以上がアプリケーションのハッキングによるものだという。
調査によれば、5月のスパムは受信メールの68.7%に達しているが、過去3カ月とさほど変わらない。
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