オリンパスがBusinessObjectsで情報基盤システムを刷新

日本ビジネスオブジェクツは7月4日、オリンパスの全社標準BIプラットフォームとして「BusinessObjects XI」が採用されたことを明らかにした

» 2005年07月05日 03時06分 公開
[ITmedia]

 ビジネスインテリジェンス(BI)大手の日本ビジネスオブジェクツは7月4日、オリンパスの全社標準BIプラットフォームとして、ビジネスオブジェクツの最新版「BusinessObjects XI」が採用されたことを明らかにした。同情報基盤システムは、オリンパスの日本、北米、ヨーロッパ、アジア(主に中国)各拠点の調達、販売、計画業務などに従事する数千人におよぶ社員を対象としている。

 オリンパスは、従来mySAP ERPやレガシーシステムに蓄積した社内データを、「BusinessObjects XI」によって統一し、新たな情報基盤を構築することにより、役員から現場の社員が単一の情報基盤上で業務を遂行する環境を構築する考えだ。

 また、現在進めているSAP導入プロジェクトにおいて、複数のメインフレーム上に存在している複数の基幹系システムを統合、刷新するのに合わせ、新情報基盤として再構築することになったとしている。

 情報システムとしては、SAP Business Intelligence (SAP BI) の導入を決めた。だが、全てのユーザーが簡単に利用でき、また大規模展開も視野にいれ、SAP以外の社内データソースも活用するため、SAP BIと併用できる標準BI製品の導入を検討した。結果として、BusinessObjects XIが選ばれたとしている。

 オリンパスでは本情報基盤システムに関して、2005年度中に段階的なプロトタイピングでの開発期間を経て、2006年度早期での本番運用開始を予定している。

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