Intel、667MHzフロントサイドバス搭載のItanium 2発表

Intelは667MHzのFSBを備えたItanium 2を発表。デュアルコアItanium(Montecito)も同じバスアーキテクチャを採用しているという。

» 2005年07月19日 08時05分 公開
[ITmedia]

 米Intelは7月18日、667MHzのフロントサイドバス(FSB)を備えたItanium 2プロセッサ2種類を発表した。

 Intelの発表によれば、現行のItanium 2はFSBが400MHzで、プロセッサからほかのシステムコンポーネントへのデータ伝送速度は6.4Gbps。これに対し、667MHzのFSBでは10.6Gbpsのデータ伝送を実現、これを活用したサーバのシステム帯域は65%以上向上する。

 今後登場予定のデュアルコアItanium(コードネームMontecito)も同じバスアーキテクチャを採用しており、今回の新Itanium 2はMontecitoに備える一助になるとIntelは説明。Montecito搭載のプラットフォームでは現行世代のItaniumに比べて最大でパフォーマンスが2倍、システム帯域は3倍になり、消費電力は20%以上削減できるとしている。

 日立は新しいItanium 2を採用した新サーバ「Hitachi BladeSymphony」を30日以内にリリース予定。667MHzのバスアーキテクチャに対応したチップセットも設計している。

 667MHz FSB搭載のItanium 2は、1.66GHzで9Mバイトキャッシュ搭載の製品が4655ドル、6Mバイトキャッシュの製品は2194ドル(いずれも1000個ロット時の価格)。

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