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» 2005年07月26日 20時44分 公開

ウェブメソッド、SOA対応ソフトウェアで新版をリリース

EAIソフトウェアを提供するウェブメソッドは、SOAによるシステム構築を可能にするためのプラットフォーム「webMehods Fabric 6.5」の提供を開始することを明らかにした

[怒賀新也,ITmedia]

 EAIソフトウェアを提供する米WebMethodsの日本法人、ウェブメソッドは7月26日、記者向けのブリーフィングを行い、SOAによるシステム構築を可能にするためのプラットフォーム「webMehods Fabric 6.5」の提供を開始することを明らかにした。

 webMehods Fabric 6.5は、既存の情報システムをサービス化することにより、企業がビジネスプロセスやユーザーの役割に応じた新たなアプリケーション、いわゆるコンポジットアプリケーションを組み立てることを可能にするもの。バッチを中心とした「密結合」の情報システムから、Webサービスを利用して「疎結合」なシステムを目指すSOA(サービス指向アーキテクチャ)化をサポートする基盤製品となる。

 具体的にはたとえば、在庫チェックや出荷、支払い処理、請求、見積もりの送信など、既存のさまざまな情報システムの各機能をベースに、マーケティングや受注、シッピングなど、自社の最新のビジネス環境に合わせた新たな機能を構築していく。

 新機能の1つに、「アナリスト・モード」がある。これは、アナリストのビジネスプロセス特定や設計をサポートする機能。これにより、技術系以外のユーザーでも、新規のソリューションを開発する際に一定の役割を果たせるようになる。

 また、ビジネスプロセスのアクティビティ監視が自動化された。リアルタイムのアクティビティを履歴から取得したパターン情報と比較することにより、例外の発生を予測できるようになるとしている。

 この日、同社は提供する基盤技術によるシステム構築のイメージについて説明した。最下層はアプリケーションデータをつなぐことでサービスを形成する「データアプリケーションレイヤー」。その上が、サービスをつないでビジネスプロセスを形成する「ビジネスプロセスレイヤー」、次に、画面をつなぐことでポータルを形成する「プレゼンテーションレイヤー」、最上位が業務を遂行する上で発生するイベントをリアルタイムで監視する「ビジネスモニタリングレイヤー」となる。

 先日、米SunmicrosystemsがSeebeyondを買収したことや、SAPやOracleといったアプリケーションベンダー大手が自らEAIなどのミドルウェア機能を提供しようとしており、EAI専業ベンダーの今後のビジネス展開に注目が集まる。来日している同社のアジア太平洋および日本地域担当の上級副社長、アンディ・ウィルキンソン氏は、「SunがSeebeyond買収で特に得るものがあるとは思えない」と話す。

 また、SAPなどのアプリケーションベンダーの動きについては、「あくまでも中心はアプリケーションであり、そのためのミドルウェアという印象は拭えない」とする。同社は、専業ベンダーとして、オープン環境のさまざまな種類の製品と連携できる点を強みとして、今後のビジネスを展開すると話している。

日本法人社長が存在しない同社は、「自分が実質的にその役割を担う」と話すウィルキンソン氏。

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