ラドウェアのサーバ負荷分散装置「Web Server Director(WSD)」がSIPを正式にサポートする。
ラドウェアは7月28日、サーバ負荷分散装置「Web Server Director(WSD)」の機能を強化し、VoIPで利用されるシグナリングプロトコル、SIPをサポートすることを明らかにした。
WSDはサーバファームの前面に配置され、トラフィックの負荷分散やパーシステンス管理を実現するハードウェア製品。オプションの「SynAppsモジュール」を追加すれば、不正侵入防御(IPS)やDDoS攻撃対策なども実現できる。
WSD バージョン8.22以降では正式にSIPがサポートされる。SIPサーバに障害などが発生してサービスが停止した場合、自動的に他のSIPサーバにトラフィックを再送するほか、SIPセッションのパーシステンス管理を実現し、同一通話のシグナリングパケットはすべて同一のSIPサーバに送信されるようにする。これによりVoIPサービスの可用性、信頼性を高めるという。
またオプションのSynAppsモジュールにより、VoIP導入において大きな障壁となりうるDoS攻撃からシステムを防御できる点もメリットという。
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