二次元バーコード活用で再入力の手間を省く「Adobe LiveCycle Barcoded Forms」

アドビシステムズは、Adobe PDF形式の電子フォームに二次元バーコードを組み合わせてフォーム処理業務の効率化を図る「Adobe LiveCycle Barcoded Forms」の提供を開始した。

» 2005年07月28日 21時15分 公開
[ITmedia]

 アドビシステムズは7月28日、Adobe PDF形式の電子フォームに二次元バーコードを組み合わせることで、大量のフォーム処理業務を効率化できる「Adobe LiveCycle Barcoded Forms」の提供を開始した。

 Adobe LiveCycle Barcoded Formsは、所得申告書や口座開設申込書、住所変更申請書など、さまざまな情報の記入と押印/署名を必要とする紙フォームのデータ処理業務を自動化するためのシステムだ。

 Adobe LiveCycle Barcoded Formsでは、申請者がAdobe PDFフォームに必要情報を入力すると、自動的に二次元バーコードが生成される。申請時にはこのフォームを印刷し、押印や署名を加えて提出する。データの受け取り側は二次元バーコードを読み取るだけで、入力された情報をそのまま抜き取り、基幹システムなどに転送することができる。手作業による転記/データ再入力が不要となるため、人的ミスが解消できるだけでなく、フォーム処理に要するコストや時間を大幅に削減できる点が特徴だ。

 既に千葉県浦安市が、年間1万5千件に上るという自転車駐輪場の電子申請システムにAdobe LiveCycle Barcoded Formsを採用することを決定している。同システムは9月上旬より運用が開始される予定で、効果が測定でき次第、庁内の他の業務にも活用していく計画という。

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