Secuniaが報告している3件の脆弱性に対処したOpera 8.02がリリースされた。β版に組み込まれていたBitTorrentはサポートされていない。
Opera Softwareは7月28日、セキュリティ問題を修正したブラウザのアップデート「Opera 8.02」をリリースした。Windows、Linux、Mac版が公開されている。
8.02では、セキュリティ企業のSecuniaが報告している3件の脆弱性に対処した。このうちダウンロードダイアログの脆弱性では、攻撃者がユーザーをだまして悪質なファイルを実行させることが可能になる。また、Operaブラウザで画像やリンクをドラッグできる機能に関連した脆弱性は、悪用されるとクロスサイトスクリプティング攻撃を誘発する恐れがある。いずれもSecuniaの危険度評価は「中」となっている。
このほか、スペルチェック機能でデフォルトのエンコーディング処理を改善するなど幾つかの機能強化が盛り込まれた。なお、先日Operaブラウザβ版に組み込まれたBitTorrentは、今回の8.02リリースではサポートしていない。
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