インターコム、ASP方式のスパイウェア検出/駆除アウトソーシングサービス

インターコムは、銀行や証券会社などを対象に、ASP方式でスパイウェアの検出/駆除を行うアウトソーシング受託業務を開始する。

» 2005年08月01日 20時42分 公開
[ITmedia]

 インターコムは8月1日、銀行や証券会社などを対象に、ASP方式でスパイウェアの検出/駆除を行うアウトソーシング受託業務を開始することを発表した。

 同社はこれに先立つ4月に、サービスプロバイダーを対象としたASP形式のセキュリティサービス「SHILDIAN NETservice」を強化し、「AhnLab SpyZero」を用いたアンチスパイウェア機能を提供している。

 今回開始されるアウトソーシングサービスは、オンラインバンキングなどを運営している金融機関を主なターゲットとしたもので、同じくAhnLab SpyZeroを用いてASP方式でスパイウェアの検出/駆除を行う。AhnLab SpyZeroは、14万5000種類以上のマルウェアに対応したパターンマッチング方式に加え、ヒューリスティック方式によりスパイウェアを検出できるという。

 このサービスを利用した場合、銀行や証券会社のWebサイトにアクセスしたエンドユーザーは、オンラインでSpyZeroのプログラムをダウンロードし、最新のパターンファイルを用いてスパイウェアのチェックを行うことができる。これにより、エンドユーザーの安全性向上はもちろん、金融機関が提供するオンラインサービスの信頼性向上につなげることができるとしている。

 インターコムでは銀行や証券会社のほか、一般企業や学校などを対象に、初年度10〜15社の導入を見込む。

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