IM攻撃は引き続き増加傾向

7月のIMセキュティ動向報告によれば、新種の攻撃が42種確認され、中でもRantsというウイルスが複数のIMネットワークを通じて急拡散しているという。

» 2005年08月05日 08時24分 公開
[ITmedia]

 インスタントメッセージング(IM)用セキュリティ製品の提供企業Akonix Systemsは8月3日、7月のIMセキュティ動向に関する報告書を発表した。同社の調べでは、企業のIMシステムを標的とした新手の攻撃は42件に上り、前月比で24%増加したという。

 新種のIMウイルスはRants、Prex、Kirvo、Hagbard、Lamarの5種類を検出。特に懸念されるのはRantsで、複数のIMネットワークを通じて急拡散しているとAkonixは分析。

 以前から報告されているKelvir、Bropia、Opanki、Oscabotといったワームも引き続き、不正サイトのURLをアップデートしたりメッセージ内容を書き換えるなどした亜種が出現している。

 7月の脅威の件数は今年に入って2番目に高く、この傾向が衰える様子はないとAkonixでは指摘している。

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