静岡新聞社の情報サイト、4万件の個人情報を流出

静岡新聞社は、同社が運営する情報サイト「アットエス」の会員情報4万957件分を流出していたと発表した。

» 2005年08月09日 18時35分 公開
[ITmedia]

 静岡新聞社は8月8日、同社が運営する情報サイト「アットエス」の会員情報4万957件分を流出していたと発表した。警視庁が7月に不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕した中国人留学生のPCに、同サイトのものと思われる個人情報が含まれていたことから調査を行い、明らかになった。

 流出したのは、電子メールアドレスだけのもの1万9111件分、住所、氏名、性別、生年、電話番号を含むものが2万1846件分。2004年12月24日〜2005年1月4日の期間に流出したという。

 情報が流出した会員に対しては、流出内容などを個別に連絡する。同社によると、個人情報が名簿業者などに渡ったかどうかは不明で、不審なメールや郵便物が送られてきた場合は、開封せずに処分してほしいとしている。

 アットエスおよび同社の就職情報サイト「新卒のかんづめ」では、今年5月にも、閲覧者にウイルスを送りつけるように改ざんされた不正アクセス事件が発生している。

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