ネットジャパン、BIOSと連動したPhoenixのバックアップソフトを販売

ネットジャパンは、BIOSメーカーのフェニックステクノロジーズが開発したバックアップ/リカバリソフト「Phoenix Recover Pro 2004」を販売する。

» 2005年08月09日 21時35分 公開
[ITmedia]

 ネットジャパンは8月8日、BIOSメーカーのフェニックステクノロジーズと、アプリケーションソフトの販売に関して代理店契約を結んだ。

 9月7日より、米Phoenix Technologiesが開発したバックアップ/リカバリソフト「Phoenix Recover Pro 2004」と、OSを起動することなくMicrosoft Outlookのデータを参照できるビューワ「Phoenix FirstWare Assistant 2004」の販売を開始する。

 Phoenix Recover Pro 2004は、Phoenix独自のブート環境である「cME」(Phoenix Core Managed Environment)を活用した製品。HDDの通常領域とは異なる、BIOSのブートプロセスのみがアクセスできる隠し領域内にバックアップファイルやリカバリ環境を保存することで、セキュリティやデータの完全性を高める。PCが起動しなくなってしまった場合でも、cME環境から迅速に復旧できる点も特徴だ。

 Phoenix Recover Pro 2004では、ドライブ全体のバックアップを作成する「完全バックアップ」と、差分だけをバックアップする「クイックバックアップ」の2つのパターンを利用できる。シングルユーザーライセンスの価格は、パッケージ版が8000円、ダウンロード版は5000円。組み込み機器のバックアップやOEMメーカー、多くの端末を抱える企業などを対象に販売していく。

 また、Phoenix FirstWare Assistant 2004は、Windows OSを起動することなく、Microsoft Outlookの予定表、連絡先やメールを参照できるビューワ。OSが起動するまで数分間待つ必要はなく、電源投入後10〜15秒程度で情報を確認できる。価格はダウンロード版が3990円。

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