XoopsForge――Xoops+SourceForge

この世にはさまざまなオープンソース・ソフトウェアが存在する。しかし、世に知られていないものも多い。さまざまな分野の特選オープンソース・ソフトウェアを紹介しよう。

» 2005年08月31日 16時58分 公開
[中津川篤司,ITmedia]

 オープンソース・商用を問わずシステムを新規導入する際に気をつけなければならないのは認証に関する部分であろう。新しいシステム=新しい認証では、ユーザー/パスワード管理が煩雑化し、適当なパスワードを使いまわす、形骸化に陥る可能性がある。

 最近のシステムはLDAPに対応している場合が多く、それが一番無難ではあるが、既にシステムが導入されている場合はどうするか……対社内ポータルであればモジュールを探してみるのも手だ。

 ここで紹介するオープンソース・ソフトウェアはXoopsForge、オープンソースCMSであるXoopsのモジュールとして動作するプロジェクト管理ソフトウェアだ。GPLで提供されており、2005年8月31日現在の最新バージョンは2.0.7だ。

 Xoopsを社内ポータルとして導入している企業は意外に多い。まだグループウェアとして利用するにはちょっと力不足の感もあるが、その他の要素では十分活躍している。

 そこに来てプロジェクト管理だ。ForgeはSourceForge、GForgeと同じForgeだ。見た目は異なるが機能的にはSourceForgeなどと同じように見える。Xoopsでここまで実装するのはすごいの一言だ。

 プラグイン形式での導入、新規システム導入どちらもメリット、デメリットが存在する。だが、もしXoopsが既に導入されているのであれば、プラグインでの導入は非常にメリットが大きいのではなかろうか。

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