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» 2005年09月02日 12時19分 公開

ITR内山氏「コンテンツ管理は基幹システムと切り離せなくなる」

Content Management Forum 2005で、ITRの内山悟志氏は「コンテンツ管理は基幹システムと無関係ではいられなくなる」と話した。

[怒賀新也,ITmedia]

 8月31日と9月1日の両日、都内で開催されたContent Management Forum 2005で、「コンテンツ管理は基幹システムと無関係ではいられなくなる」と話すのはITRの社長を務める内山悟志氏。

「コンテンツ管理は注目分野」と話す内山氏

 今後も企業内外におけるデジタルコンテンツの量は増加の一途をたどるとする同氏は、さらに、法制度の遵守や生産性の向上など、さまざまな観点から、コンテンツを適切に管理することが求められると加える。

 「文書管理、Webコンテンツ管理、ファイル/情報共有管理など、いくつかの発展経緯をたどったコンテンツ管理ツールは、企業全体のコンテンツを管理するインフラへと集約されていく」(同氏)

 コンテンツ管理システムの役割について、Webサイト上のものを管理することに特化した初期の形から、企業が抱えるWordやExcelファイル、メール、FAXなどを含めた非構造化データ全体を含めて管理するエンタープライズコンテンツ管理(ECM)へと移行していくというのが同氏の考えだ。そして、基幹システムのデータベースとコンテンツ管理システムが両輪となって、企業の情報を管理していく形が主流になるという。

ライフサイクル管理とサプライチェーン

 具体的に、今後のコンテンツ管理システムが目指す方向性として示されたのは、1つが、コンテンツのライフサイクルを一貫して管理する機能。コンテンツの作成、編集、承認、公開、保管および破棄、さらには、再利用、ふたたび、作成というプロセスを自動管理するものだ。

 このとき留意するべき点として、堅牢なセキュリティ機能、編集のしやすやバージョン管理、ワークフローの適切な設定などが挙げられている。

 もう1点は、コンテンツのサプライチェーンの管理。開発ドキュメントや技術マニュアル、標準手順書、各種報告書、社員教育などのコンテンツを、企業内の人事、製品開発、製造、営業およびマーケティング、サービス、経理といった各部門が統一してアクセスできるコンテンツ管理レポジトリを構築することで、企業全体として共有できるようにすることが望ましいという。

 さらには、企業内に加えて、開発パートナーやサプライヤー、販売代理店などのパートナー企業とも連携したり、逆に、一般消費者が製品カタログ、価格情報、仕様書などにアクセスする仕組みを整えたりすることも考えられる。これにより、コンテンツの流動性が非常に高まることで、付加価値が見込めるわけだ。

 内山氏は、今後の展望について、将来RFIDが普及することによってデータが爆発的に増加することも考えられることについても触れた。また、サービス指向アーキテクチャ(SOA)によるシステム構築が一般的になる中で、コンテンツ管理システムもサービスとして切り出して、情報システムに組み込まれていく可能性を示した。

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