赤十字を装ってカトリーナ被災者のための寄付を募るフィッシング詐欺に、セキュリティ企業が警告している。
英セキュリティ企業Sophosの専門家は9月5日、赤十字を装ってカトリーナ被災者への寄付金をだまし取ろうとするフィッシング詐欺に関して警告を発した。
このフィッシング詐欺では、本物のように見える赤十字のロゴと画像を含んだメールを使っている。メールの本文には、カトリーナの被災者を支援するため、メール内のリンクをクリックして寄付してほしいと書かれている。受信者がこのリンクをクリックすると、米赤十字公式サイトの寄付ページに似せた偽の寄付フォームに誘導される。
多くのフィッシングサイトはほとんど本物と区別がつかないが、今回のフィッシングサイトには幾つか目立つ違いがあるとSophosは指摘する。例えば、米赤十字の公式サイトでは、オンラインフォームのほかに電話や郵送などさまざまな寄付の方法が表示されるが、偽のサイトにはオンライン寄付のフォームしか表示されない。
Sophosはユーザーに対し、一方的に送られてきたメールには気をつけるよう呼びかけ、このようなフィッシング詐欺から身を守るための情報を提供している。
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