デルとNTT Comは、クライアントPCに搭載されているHDD全体を暗号化することによって情報漏えいを防ぐ「ハードディスク暗号化ソリューション」の提供を開始する。
デルとNTTコミュニケーションズは9月7日、クライアントPCに搭載されているHDD全体を暗号化することによって情報漏えいを防ぐ「ハードディスク暗号化ソリューション」の提供を開始する。
同ソリューションは、デルが提供するクライアントPC「OptiPlex」や「Latitude」に、NTT Comのアウトソーシングサービス「ハードディスク暗号化 マネジメントサービス」を組み合わせ、さらにデル・プロフェッショナル・サービス事業部(DPS)によるコンサルティングサービスを加えて提供するもの。クライアントPCが搭載するHDD全体を自動的に暗号化することで、万一盗難や紛失の被害に遭った場合でも情報漏えいまでは食い止める。
顧客の環境やセキュリティレベルに合わせ、セキュリティポリシーの管理やシステムの構築から運用、管理にいたるまでをサポートする点が特徴だ。また、障害対応やバックアップ、リモート監視、ヘルプデスクといった日々の運用管理業務は、NTT Comのデータセンターでアウトソースできる。
両社はハードディスク暗号化ソリューションにより、管理者の負担を減らし、導入期間の短縮と人件費の削減を実現しながら、クライアントPCにおける情報漏えい対策を支援できるとしている。価格は、300ユーザー規模の場合で初期導入費用が149万2050円、月額料金は55万6500円から。
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