JVN、RSSによる脆弱性対策情報の配信をスタート

脆弱性情報/対応状況公開サイトのJVN(JP Vendor Status Notes)は、9月9日よりRSSによる脆弱性対策情報の配信を開始した。

» 2005年09月09日 15時41分 公開
[高橋睦美,ITmedia]

 情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が共同で運用している脆弱性情報/対応状況公開サイトのJVN(JP Vendor Status Notes)は、9月9日より、RSS(RDF Site Summary)による脆弱性対策情報の配信を開始した。

 IPAとJPCERT/CCでは経済産業省の告示に基づき、ソフトウェアに存在する脆弱性情報を受け付け、開発者と協調して対応を進めるとともに、JVNを通じて脆弱性情報および対応状況を公開してきた。RSS配信の開始により、JVNに掲載される新着/更新情報のタイトルやURL、概要などを迅速に把握できるようになる。

 JVNでは、RSS 1.0の仕様をベースに独自の規約を追加した「JVNRSS」(JVN RDF Site Summary)に沿って、RSSおよびJS(JavaScript)形式で情報を提供する。合わせて、JVN新着/更新情報を手元のサイトにボックスやティッカー、パネルなどの形式で表示するためのツールも公開した。これらのツールは、個人、法人を問わず自由に利用できるという。

 またこれと同時に、ターボリナックスやインターネット セキュリティ システムズでも、JVNRSS仕様に基づく情報発信を開始したという。

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