情報漏えい対策に配慮した中堅/中小企業向けのバックアップサービス

ピー・シー・エーとシーイーシーは、情報漏えい対策に配慮したASP型のファイルバックアップサービスを中堅/中小企業向けに提供する。

» 2005年09月12日 20時33分 公開
[ITmedia]

 ピー・シー・エーとシーイーシーは9月15日より、情報資産保護に配慮したASP型のファイル管理/バックアップサービス「PCAセキュリティバックアップサービス」を、中堅/中小企業向けに提供する。

 同サービスは、企業が保有するさまざまなデータを、インターネット越しにデータセンターへバックアップできるようにするサービス。転送時のデータやファイルはSSLで暗号化されるほか、保存後は読み取り/書き込み/削除/管理の4つのアクセス権限を設定することで、情報の盗み見や漏えいを防ぐ仕組みだ。

 また、保存したデータを第三者と共有したい場合は、データを直接送信するのではなく、保存されたファイルへのURLを送信することで情報漏えいを防ぐ。この際、アクセス権限の付与やアクセス回数/期間を制限することも可能だ。

 一方使い勝手の面では、専用クライアントツールを提供し、Windowsエクスプローラからデータセンター側のフォルダをネットワークドライブとして取り扱えるようにする。ファイル破損時にはこのインタフェースを通じて、ファイル単位でデータを復旧することが可能だ。さらに、クライアントPCのバックアップの自動化やインターネット未接続時のオフライン編集といった機能も提供する。

 両社はPCAセキュリティバックアップサービスにより、障害や不注意などでデータが破損した際のバックアップを、安全な形で、しかもASP形式により低コスト/短期間で提供できるとしている。料金は利用するデータ容量によって異なり、500MBの場合で月額3150円から、初期登録費用は1万500円。9月26日よりサービスを開始する。

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