タダの噂ではなかった――米Oracle、Siebelを買収

米Oracleは米国時間の9月12日、かねてからうわさに上っていたSiebel Systemsの買収に合意したことを発表した。買収額はおよそ58億5000万ドル。

» 2005年09月12日 22時33分 公開
[ITmedia]

 米Oracleは米国時間の9月12日、CRM大手のSiebel Systemsの買収を発表した。買収額は1株あたり10.66ドル換算で、合計でおよそ58億5000万ドルとなる。

 CEOのラリー・エリソン氏はプレスリリースの中で「Oracleは一足飛びに、世界でナンバーワンのCRMアプリケーション企業になる」と述べている。「Oracleは、Siebelが抱える4000の顧客および340万に上るユーザーによって、北米のアプリケーション市場におけるナンバーワンの地位を強化するとともに、全世界のアプリケーション市場における首位の座に近づくことになる」(同氏)。

 SiebelのCRMアプリケーションは、Oracleの次世代アプリケーションアーキテクチャ「Project Fusion」の中に組み込まれる見込みだ。

 米Oracleは昨年、18カ月に及ぶ買収攻勢の末にPeopleSoftを合併。次なる買収先としてたびたびSiebel Systemsの名前が挙げられていた(関連記事)

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