日本HP、ITIL導入を指南する「道場」を開始

日本HPは、ITILに基づいたITプロセス/運用の改善を支援するサービス群「実践!ITIL道場」の提供を開始した。

» 2005年09月13日 18時06分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは9月13日、ITILに基づいたITプロセス/運用の改善を支援するコンサルティングサービス「実践!ITIL道場」の提供を開始した。

 ITIL(Information Technology Infrastructure Library)とは、英国の政府機関がまとめた、ITサービスマネジメントのベストプラクティスを集めたフレームワーク。IT業務プロセス改善に当たってのガイドラインとして注目を集めている。

 HP自身もITILをベースに「HP ITSM参照モデル」という独自のプロセスフレームワークを開発。日本でも1998年より、実際にプロセス導入時に活用してきたという。

 実践!ITIL道場は、こうした経験やノウハウを踏まえて提供されるサービス群。ITIL実践に必要な各種トレーニングコースを提供して継続的な改善をリードするサービスレベルマネージャの育成を支援するほか、企業の現状分析、ITIL実践計画の作成支援を行う。また、作成したITIL実践計画を実現するための運用管理ツール「HP OpenView Service Desk」を用いたシステム構築も行う。

 特徴は、顧客の状況を調査したうえで計画を立案、実践するため、ニーズに合わせて準備ができたところから徐々にITILの実践を進めていけること。サービスは4〜8カ月にわたり継続的に提供されるという。

 実践!ITIL道場の価格は、「ITIL実践計画作成支援サービス」が300万円から、現状調査とギャップの提示などを行う「アベイラビリティ・アセスメントサービス」は300万円。ITIL Foundation資格取得を支援する「ITIL Foundation for IT Service Management」トレーニングは1名当たり24万円など。

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