Windows Vistaにキヤノンのカラー管理技術導入

カラーマッチングでは出遅れていたWindowsだが、Vistaではキヤノンの技術導入によりディスプレイのキャリブレーションが可能になる。

» 2005年09月14日 05時35分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftとキヤノンは9月13日、Windows次期バージョン「Windows Vista」に新しく導入予定の色彩管理システムに関する提携を発表した。

 両社の提携に基づき、Windows Vistaの新システム「Windows Color System」に、キヤノンの色彩表示技術「Kyuanos」を採用する。この技術では各種のI/Oデバイス間で起こる色彩性能の違いを調整し、統一された色合いを再現。画面に表示された色と、印刷された色を近付けることを目指す。

 ユーザーはカラー調節パネルから色彩を一元管理できるようになり、使いやすいモニター色調補正ウィザードも提供する。

 システムには拡張性を持たせ、ハードやソフトデベロッパーが自社のアプリケーションとデバイスでWindows Color Systemを拡張利用できるようにする。

 Microsoftとキヤノンは、Windows VistaのRAWフォーマットサポートに関しても提携を結んでいる。

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