佐賀県、電子県庁システムで指紋認証を採用

佐賀県庁は、電子県庁システムにおいて生体認証の運用を開始した。

» 2005年09月15日 15時55分 公開
[ITmedia]

 佐賀県庁は9月15日、電子県庁システムにおいて生体認証の運用を開始した。NTT西日本とNTTコムウェアが発表した。

 佐賀県が取り扱う個人情報の保護を目的に、全職員の端末(約5000台)にNTTコムウェアの指紋認証システム「e-UBF」を導入した。佐賀県庁では、これまで電子文書システム、電子申請システムなどの電子県庁システムへアクセスする際には、ID/パスワードによる認証を行ってきたが、パスワードでは流出の可能性もあるため、よりセキュアな方式として指紋認証を採用したという。

 e-UBFは、認証情報の照合に指紋画像そのものでなく、指紋表面の凹凸断面を波形数値化した情報を利用することなどが特徴。佐賀県庁のシステム設計・構築、保守・運用はNTT西日本が担当している。

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