SPSS、統計解析ソフトの最新版「SPSS 14.0J for Windows」をリリース

エス・ピー・エス・エスは、データ管理機能を強化した統計解析ソフトの最新版「SPSS 14.0J for Windows クライアント版」を発表した。

» 2005年10月03日 21時10分 公開
[ITmedia]

 エス・ピー・エス・エスは10月3日、統計解析ソフトの最新版「SPSS 14.0J for Windows クライアント版」を発表した。

 SPSSは、企業の需要予測や顧客/マーケティング分析、社会調査、さらには犯罪データの分析など、幅広い分野で用いられている統計解析ソフト。アドインオプションを組み合わせることで、ロジスティック回帰分析や多変量分散分析といった多様な解析に加え、確立検定など、統計分析にまつわるさまざまな作業を行える。

 新バージョンではデータ管理機能が強化され、一回のSPSSセッションで複数のデータセットを開けるようになった。これにより、データファイルの統合に要する作業時間を短縮できるという。また、同社の「Dimensions」から直接データのインポートを行えるほか、OLE DBデータソースのインポート/エクスポート、統計ソフト「Stata」ファイルの読み込み/書き込み、SASの圧縮ファイルの読み込みなども可能となった。

 ほかに、レポーティング機能や予測分析機能の強化が施されている。さらに、アドオンモジュールとして新たに「SPSS Data Validation」が追加され、データの検証作業を簡素化するとともに検証精度の向上を図った。

 SPSS 14.0J for Windows クライアント版はWindows Me/2000/XPに対応しており、価格は一般企業向けは17万6400円、教育機関向けは10万2900円。12月26日から出荷が開始される。

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