元アドビの石井氏、マーキュリー・インタラクティブの社長に

BTOのリーダー、マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンは10月7日、アドビでエンタープライズ事業拡大を指揮した石井幹氏を社長に迎えたことを明らかにした。

» 2005年10月07日 12時39分 公開
[ITmedia]

 マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンは10月7日、元アドビシステムズ社長の石井幹氏が代表取締役社長に就任したことを発表した。

 石井氏は、2002年からアドビの代表取締役を務め、電子文書の事業も成長させた。特に彼の在任中、Adobe PDFは業務プロセスを統合したり、その処理スピードを高めるビジネス基盤として、エンタープライズ市場にも広く浸透した。

 就任にあたり、石井氏は「日本では、品質やサービスレベル管理への関心が高く、マーキュリーは、ITのビジネス価値を最適化、最大化することを可能にするBTO(Business Technology Optimization:ビジネス・テクノロジーの最適化)ソフトウェアベンダーのリーダーとして位置づけられている。マーキュリーは、顧客のビジネスの成功を積極的に支援し、重要な市場である日本でのさらなる事業拡大に注力していく」とコメントしている。

 マーキュリー・インタラクティブでは、ITガバナンス、アプリケーションデリバリー、アプリケーションマネジメントの3つのBTO領域を統合したBTO製品群を提供している。

 なお、石井氏は1985年にサムシンググッド(現 アイフォー)に入社、PageMakerの日本市場投入を担当した。1992年にアルダスに入社したが、1994年の買収に伴い、アドビに移籍した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ