ジェネシス、SIP Communication Serverをリリース

» 2005年10月17日 17時21分 公開
[ITmedia]

 コンタクセンターソリューションを提供する米Genesysの日本法人、ジェネシス・ジャパンは、新製品「Genesys SIP Communication Server」をリリースした。Genesys SIP Communication Serverは、さまざまなベンダーが提供するSIP対応のインフラ上での顧客管理とともに、コンタクトセンター機能を実現するもの。

 新製品は、同社が提唱するコンタクトセンターへの「オープンIPアプローチ」の中心的な役割を担う。米国では既に出荷が始まっており、今回の日本市場でのリリースは、それらの反響と日本のユーザー企業のニーズに対応したものとなっている。

 リリースされたGenesys SIP Communication Serverは、ゲートウェイやエンドポイントといったSIP対応デバイス間での顧客のインタラクションを制御する。エージェントの状態管理やモニタリング機能に加え、コンタクトセンターで必要とされる顧客セグメント、コールキューイング、コールルーティング、レポートの作成、コールコントロールといったインタラクション管理機能もサポートする。

 さらに、IPサーバとしてコールの制御や、オープン技術に準拠したジェネシスのカスタマー・インタラクション・マネジメント・プラットフォームに統合されているため、従来のコンタクトセンターと同様に、顧客からのコンタクトを最初から最後まで管理、追跡することが可能だ

 また、Genesys SIP Communication Serverの技術的メリットは、コンタクセンターを柔軟にIP環境へと移行できること。具体的には、専用サーバや端末などのハードウェアが不要であることが挙げられる。

 また、あらゆるベンダーの電話に対応していること、CTIリンクをサポートしていないSIP対応ソフトスイッチを統合したことも挙げられる。一方で、ビジネス面から見たメリットとしては、オープン標準技術をサポートしたことによるTCOの削減などが挙げられている。

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