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» 2005年10月19日 17時42分 公開

NTTコムウェア、Layer7対応「UltraMonkey」をオープンソースとして公開

NTTコムウェアはオープンソース・ソフトウェアのロードバランサ「UltraMonkey」をLayer7に対応させるとともに、そのソースコードを公開した。

[西尾泰三,ITmedia]

 NTTコムウェアは10月19日、オープンソース・ソフトウェアのロードバランサ「UltraMonkey」の機能拡充を行うとともに、そのソースコードを公開した。UltraMonkeyは、オープンソースソフトウェアであるLinux Virtual Server(負荷分散ソフト)、Ldirectord(実サーバの故障監視、故障したサーバの切り離しを行うソフト)、Heartbeat(UltraMonkeyが構成する各サーバの動作状況を監視するソフト)の技術を組み合わせてLinuxカーネル上で動作する負荷分散と高可用性サービスを実現するソフトウェア。多くのWebホスティング業社、ISPなどで使用されているが、日本ではSlashdot Japan、SourceForge.jp、japan.linux.comなどOSDN(Open Source Development Network)の全ネットワークで使用されていることでも知られる(正確にはUltraMonkeyと基盤OS「VA Core」を組み合わせた「VA Balance」が使われている)。

 従来の「UltraMonkey」は、OSI7階層モデルの第4層(Layer4)までの情報(IPアドレスやポート番号など)にしか対応していなかった。しかし、オンラインショッピングサイトなどでは第7層に属するCookieやURLなどを使用したセッション管理、負荷分散への対応が求められていた。また、SSL暗号化された情報の負荷分散機能も実装していなかったこともあり、サイト運営会社などは市販の高価な負荷分散装置を購入する必要があった。

 NTTコムウェアでは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のオープンソースソフトウェア活用基盤整備事業公募採択により、これらの機能を実装、高機能・高拡張性の負荷分散処理を可能にした。IAサーバとLinuxの組み合わせで、既に市販されている製品の約20%程度の費用で構築可能となるという。

Layer7負荷分散機能(プレスリリースより)

 今回発表されたUltraMonkey-Layer7のソースコードなどは、SourceForge.jpのほか、UltraMonkeyのコミュニティーサイトで公開または公開予定。また、NTTコムウェアでは、本システムを一般顧客に提供するためのSIサービスやSIer向けに高度な技術支援を行うプロフェッショナルサービスの提供も開始する。

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