日立情報は、RoHS指令対応などを図った中堅・中小の製造・卸売業向けERPパッケージを11月から順次リリースすると発表した。
日立情報システムズ(日立情報)は10月26日、RoHS指令への対応などを図った中堅・中小の製造・卸売業向けERPパッケージ「NewX」を11月から順次リリースすると発表した。
NewXは、中堅・中小の製造業・卸売業向けに提供しているWebベースのERPパッケージ「Web天成」の基本機能を強化して開発を進めている製品。顧客から評価を受けている販売・購買管理や生産管理と連動する輸出入管理機能などの充実を図っているほか、業種ごとの業態変化に対応できるようにする。
製造業向けとしては、EUで2006年7月に発動されるRoHS指令(特定有害物質制限指令)への対応として成分管理機能をサポート。卸売業に対しては、従来の卸業務に加えて製品の組立加工業務を請け負う企業が増えていることから、加工管理機能などを搭載する。
また、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールと連携して、在庫・経費の削減や収益向上につながる経営情報のさらなる可視化を可能にするという。
11月から順次リリースしていく予定で、2008年度には400システムの販売を目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.