「LanScope」で収集した操作ログをWebブラウザで確認、アイティフォーがツール提供

アイティフォーは、セキュリティ監視ソフト「LanScope Cat5」が収集した操作ログをWebブラウザ上から確認できる「CATサポーター」を発表した。

» 2005年10月27日 23時16分 公開
[ITmedia]

 アイティフォーは10月27日、セキュリティ監視ソフト「LanScope Cat5」のオプション製品として、ログの分析操作を容易に行えるようにする「CATサポーター」を発表した。

 LanScope Cat5は、エムオーテックスが開発した情報漏えい対策ソフト。エージェントを通じてクライアントPCの操作ログを収集するとともに、外部デバイスの使用を制限することで情報漏えいの抑止、防止を図る。パッチ適用状況の確認と配布、ソフトウェアの一斉配布や資産管理といった機能も備えている。

 LanScope Cat5でも操作ログを収集、チェックすることができたが、それが可能なのはシステム管理者のみで、しかもいったんCSV形式に変換してから加工する必要があった。これに対しCATサポーターを用いれば、Webブラウザ上から容易にログ情報の確認、分析を行える。ファイル操作やプリントの履歴、Web閲覧の履歴やアプリケーションインストールの記録などを、上司も社員自身も確認できるため、より強力な抑止効果が期待できるという。

 また、アイティフォーが独自に開発した「入退室統合システム」と組み合わせれば、PC上の操作だけでなく、入退出のイベントについても把握できる。このシステムでは、ICカードによる入室記録がない限りPCをネットワークに接続できないよう設定することも可能だ。

 CATサポーターの価格は最小構成で48万円から。アイティフォーではLanScope Cat5本体との組み合わせ販売を含め、初年度50セット、2億円の売り上げを目指す。

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