連載
» 2005年10月31日 00時18分 公開

Localhost――WWFSの実現

オンライン上に百科事典を作るプロジェクト、Wikipediaはご存じだろう。P2Pの技術を用いて、ファイル版のWikipediaを作り出そうという考えがある。

[中津川篤司,ITmedia]

 オンライン上に百科事典を作るプロジェクト、Wikipediaはご存じだろう。インターネットというグローバルなインフラの中で、集合知が蓄積されていくのはとても面白い。

 その考え方を用いて、ファイル版のWikipediaを作り出そうという考えがある。世界に1つの巨大なシェアドライブを作り出すのだ。だからと言って、巨大なサーバを用意する必要はない。P2Pの技術を応用するのだ。

 ここで紹介するオープンソース・ソフトウェアはLocalhost、ブラウザで利用するWWFS(World Wide File System)だ。

Localhost Localhost

 Localhostの基本技術はP2P、最近良く耳にするBitTorrentの技術を利用している。さらに、それを利用したAzureusと言うオープンソース・ソフトウェアを改造して開発されている。

 ファイルをアップ、または削除、修正すれば全世界のファイルシステムに反映される。まさにWikipediaの世界だ。BitTorrentの技術により、各クライアントでファイルを持ち合う(しかも一部)ことで、全体の信頼性と安定性を高めている。

 P2Pは悪い方面での利用が目立つため、原理そのものが怪しまれてしまうが、技術自体は素晴らしいものだ。こういった次世代の利用法が確立すれば、新しい価値観が生み出されるに違いない。

 なお、毎度のことになるが違法なファイルの交換が目的のファイル共有を肯定化するものではないことを明記しておく。

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